According to the Ministry of Health, Labour and Welfare’s 2020 “National Life Basic Survey,” the most common symptom of those who are aware of mental and physical illnesses is lower back pain, estimated to affect around 30 million people in Japan. Lower back pain can be categorized as specific or nonspecific, with nonspecific lower back pain being the most common type. Dr. Shiroi Tendou, director of Nishisumi Yodogawa Acupuncture and Chiropractic Clinic, specializes in treating lower back pain and has authored a book focusing on effective self-care techniques for unnamed lower back pain. The book provides tips on identifying and addressing different types of lower back pain for those suffering from this common issue.
文/鈴木拓也
厚生労働省の令和2年度「国民生活基礎調査」によると、心身の病気を自覚している人の主な症状は「腰痛」です。 日本全国で腰痛に悩む人は約3,000万人と推定されています。
腰痛にはさまざまな種類があります。 医学的に腰痛は大きく「特異的腰痛」と「非特異的腰痛」に分けられます。 特定腰痛とは、ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、脊椎すべり症など、医療機関で原因が明確に特定できる痛みを指します。
一方、非特異的腰痛とは、医療機関においても原因が明確に特定できない腰痛を指します。 これにはぎっくり腰や慢性腰痛も含まれ、全体の約85%は非特異的腰痛と言われています。
腰痛に悩む人々を次々と改善へと導く、西住之江鍼灸整体院院長の白井天道先生。 当院は大阪市内で唯一の脊柱管狭窄症・脊椎すべり症の専門病院です。 同クリニックは非特異的腰痛の治療も行っており、年間約1万人が来院する。
白井院長の新刊は『2500万人が悩んでいる名も無き腰痛を治す名著』(自由国民社)。 本書は、非特異的腰痛である「名前のない腰痛」に焦点を当て、効果的なセルフケアについて解説します。
まずはどこが痛いのか確認してみましょう。
本書の構成は、具体的な痛みの部位をチェックして、腰痛のタイプを判断するというものです。 それは、自分に合ったセルフケアを実践することです。 セルフケアはとても簡単で、1日1分程度で完了します(本書に収録されているQRコードから動画もご覧いただけます)。
ここでそのうちの一つを紹介しましょう。 まず、前屈と後屈を数回行って、痛みの領域をコントロールします。
[Comprobación de curvatura hacia adelante]
1. リラックスして立ちます。
2. 無理のない範囲で前かがみになります。 このとき、腰に張りや痛みがないかチェックしてください。 さらに、手の指先と地面との距離や痛みの程度も確認してください。
[Comprobación de flexión hacia atrás]
1. リラックスして立ちます。
2. 無理のない範囲で後ろにもたれかかります。 前屈の場合と同様に、腰のどこに張りや痛みがあるのか、どこまで曲げられるのかを確認してください。
試してみて、腰よりも背骨の左側が痛むことに気付いた場合は、筋膜性(左側)腰痛がある可能性があります。 脊柱起立筋などの筋肉や筋膜の痛みで、症状は特異的ではなく、背中、腰、臀部など広範囲に広がります。 最も一般的なタイプの腰痛であり、若い人から高齢者まで、あらゆる年齢層の人に発生する可能性があります。
次に再確認として側屈や筋肉の膨らみを確認します。
[Comprobación de flexión lateral]
1. 足を肩幅に開いて立ちます。
2. 右手を体の上に添えたまま、体を左側に傾けます。
3. 逆に、左手を体に添えたまま、体を右側に倒します。
通常、右側よりも左側の方が転びにくいかどうかを比較してみましょう。
[Comprueba el crecimiento muscular]
1. 手を置いて、脊椎下部の両側の筋肉に触れます。
2. 前かがみになり、背骨の両側の筋肉が盛り上がっていないかどうかを確認します。
左側の筋肉が隆起しているかどうかを比較してください。
左側を押すだけで腰痛が改善
この左側筋膜性腰痛に効果的なセルフケア方法として、白井院長は「左側腹圧」を挙げています。 脊柱起立筋のコリをほぐすことで痛みを和らげます。
1. 肋骨の下の方にある盛り上がった筋肉(脊柱起立筋)の外側を親指で右に押します。
2.親指で右に押しながら、上体を左に5回倒します。
3. 親指を少し下げ(指の幅程度)、これを5回繰り返します。
このセルフケアルーチンを実行した後、前屈をいくつか行ってみてください。 指先と地面の間の距離が、開始時よりも短くなっていることがわかります。 同様に、後屈をする場合は、さらに後ろに反らせる必要があります。 さらに、痛みも改善されていることに驚かれるでしょう。
したがって、この本には、仙腸関節腰痛、椎間板痛、坐骨神経痛など、ほとんどの非特異的腰痛に対するセルフケアのヒントが含まれています。 日常的に腰痛に悩まされている方は、この記事を読んでぜひ試してみてください。
本書イラスト:MICANO
[Un libro que es bueno para la salud actual]
「2,500万人が苦しんでいる名もなき腰痛を治すのに役立つ素晴らしい本」
文/鈴木拓也
老舗翻訳会社役員を退職後、フリーライターに。 神社仏閣や秘境巡りが趣味で、撮った写真をインスタグラムに投稿しています(