一人っ子の母親が、息子が高校生になり自立するにつれて母親としての役割が変わってきていることを話している。感謝されることよりも、自然にやっていることが大切だと感じているが、友人から「家族が毎日感謝していることもある」という言葉を聞き、母の日にこだわることが過ぎていたことに気づく。母の日は自慢する日でもないし、家族に感謝の気持ちを押し付ける日でもないと理解し、今日は自分を褒めて過ごすことを決意する。
前回の続き。私は一人っ子の母親です。私の息子は今高校生です。私は以前よりも介入主義ではなくなり、ほとんどのことを自分で行い、自分で決定できるようになりました。そろそろ「子育て」も終わりに近づいているのかな…毎日そう思っています。しかし、息子のために毎日の食事を食べさせたり、お弁当を食べさせたり、制服のシャツにアイロンをかけたりするなど、私がしなければならないことがまだあります。別に感謝が欲しいわけじゃなくて、それが自然なことだからやっているだけなんです。しかし、「母の日=母親に感謝の気持ちを伝える日」という考え方には、少し孤独を感じ、怒りを感じます。私の嘆きを聞いた友人は、まるで私に忠告するかのように話しかけてきました。
「母の日にあなたが感謝されないからといって、あなたの家族も感謝されないわけではありません」と友人は言います。確かに息子は毎日お弁当をあげると「ありがとう」と言ってくれます。それでも、母の日に改めて感謝の気持ちを伝えたいと思うのはおかしいでしょうか?
誰も私に何をすべきか教えてくれなかったのに、私は自動的に母の日を祝う資格のない母親としてマークされたように感じました。友人の言葉で、私は母の日にこだわりすぎていたことに気づきました。
友人の言葉で気持ちがすっきりしました。母の日は家族に感謝の気持ちを押し付ける日でも、自分のやったことを自慢する日でもありません。
SNSで優秀な人を見ると羨ましいし、「いつもありがとう」って言ってもらいたいという気持ちが拭えません。しかし、母の日に息子が私に感謝しないからといって、彼が私に感謝していないというわけではありません。
母の日にあまり執着せず、今日は好きなものを食べて、母親としてこれまで頑張ってきた自分を褒めたいと思います。
原案:ママスタコミュニティ 脚本:渡辺多恵 イラスト:おんたま 版画:みやび