スマートフォンは現代の日常生活で不可欠であり、Windowsアプリ「スマートフォンリンク」を使用することで、スマートフォンとWindows 10を連携させることができます。連携により、写真やSMSをコンピューターで簡単に利用したり、データを共有したりすることが可能です。スマートフォンとパソコンをペアリングし、電話をかけたり、通知を確認したり、写真を見たりすることができます。スマートフォンの接続を解除する方法も紹介されています。これにより、データの同期や業務の効率化が可能となります。
スマートフォンは、現在では日常生活に不可欠なツールとなっています。ソーシャルメディアや電子メール、インターネット検索など、さまざまな目的で利用されています。多くの人はテキストを入力したりデータを追加したりするためにコンピューターを使用しています。スマートフォンのデータやアプリをパソコンで共有したり、SNSのメッセージを受信したりすることができれば便利ですね。それが可能なのは、あなたのコンピュータ上で?
そのような場合は、「スマートフォンリンク」というWindowsアプリを利用することがおすすめです。このアプリを使用すると、コンピューター上でSMS(ショートメッセージサービス)を読んだり返信したり、電話をかけることができます。
この記事では、Windowsスマートフォン連携の特徴やメリット、使い方について説明しています。スマホとパソコンを連携させてデジタルライフをさらに便利で快適にするために参考にしてください。なお、この記事はWindows 10での動作を前提としています。
目次
Windows 10とスマートフォンの連携について
Windows 10とスマートフォンをペアリングする
スマートフォンとペアリングしてできること
スマートフォンの接続を解除する
ついに
Windows 10とスマートフォンの連携について
Windowsには、パソコンとスマートフォンを連携できる「スマホリンク」というアプリがあります。この統合により、ユーザーはスマートフォンとコンピューター間でデータとアプリケーションをシームレスに共有し、さまざまなタスクをより効率的に実行できるようになります。
たとえば、スマートフォンで撮った写真をすぐにパソコンに転送し、そこで編集することができます。スマートフォンで受信したメールやSMSをパソコンで閲覧したり、返信したりすることもできます。
このように、Windowsとスマートフォンを連携させることで、デバイス間でのデータや情報の共有が可能となり便利になります。
Windows 10とスマートフォンをペアリングする
まず、パソコンとスマートフォンをペアリングする必要があります。この記事では、パソコンがWindows 10で、スマートフォンがAndroidであるとして、大まかな流れを説明します。
まず、コンピュータの設定を行います。「設定」アプリを起動し、「電話」を選択します。次に、「スマートフォン統合を有効にする」を有効にします。
すると、パソコン上で「スマートフォンリンク」アプリが起動します。
次にスマートフォン側の設定を行います。スマートフォンに「Link to Windows」というアプリをインストールする必要があります。アプリをインストールしたら、起動します。
起動後、サインイン画面が表示されるので、Microsoftアカウントでサインインします。その後、「Windowsへのリンク」ホーム画面にリダイレクトされるので、「デバイス設定に移動」を選択します。
↓
設定画面で「新しいコンピュータを追加」を選択します。次に、カメラが起動してQRコードを読み取ります。パソコンの「スマートフォンリンク」にQRコードが表示されたら、それを読み取ってください。これで連携は完了です。
スマートフォンとペアリングしてできること
以下ではスマートフォン連携で何ができるのかを説明します。
電話
パソコンとスマートフォンを連携させることで、パソコンから直接電話をかけることができます。パソコンのデスクトップ画面から発信し、スマートフォンの通信機能を利用することで、パソコンから電話をかけることができます。例えば、スマートフォンが充電中などで使用できない場合でも、パソコンを使って電話をかけることができます。
コンピュータから電話をかけるには、Bluetooth経由でペアリングする必要があることに注意してください。
したがって、コンピュータでBluetoothを有効にしてください。「設定」アプリを起動し、「デバイス」を選択します。「Bluetoothとその他のデバイス」でBluetoothをオンにします。これでスマートフォンがコンピュータを検出できるようになります。
その間、スマートフォンのBluetoothも有効にしてください。スマートフォンの画面を上から下にスワイプします。するとBluetoothアイコンが表示されるのでタップして有効にします。
Bluetoothなのでパソコンとスマホが離れすぎると通信できません。この2つをできるだけ近くに置く必要があります。
通知を確認する
スマートフォンとパソコンをペアリングすると、スマートフォンのペアリングアプリにスマートフォンからの通知が表示されます。通知にはメールやSNS、アプリ通知などさまざまな種類があります。これにより、スマートフォンに届いた通知を失うことなくパソコンで確認することができます。
また、メールなどの通知をクリックするとWeb画面に遷移しますが、スマートフォンの連携アプリから直接応答することはできないようです。
さらに、各通知の右上隅にある3つの縦のドットをクリックすると、任意のアプリの通知を無効にしたり固定したりできます。
写真を見る
スマートフォンとパソコンを連携させることで、スマートフォンで撮影した写真をパソコンで閲覧することができます。「写真」タブからアクセスできます。
各画像をクリックして開くこともできます。[開く]を押して、ペイントなどのアプリケーションで画像を開きます。他の人と共有したり、ローカルに保存したりすることもできます。
SMS交換
スマートフォンとパソコンを連携させることで、パソコンからSMSの送受信が可能になります。コンピュータのキーボードを使用して、メッセージを快適に入力したり返信したりできます。
検索機能もあるので、絞り込み検索も可能です。新しいメッセージを作成することもできます。
スマートフォンの接続を解除する
スマートフォンで「Windowsへのリンク」を起動します。次に、上記の設定画面で「サインアウトしてアカウントのリンクを解除する」を選択します。同期は停止します。
次に、パソコンの「設定」→「電話」に進み、「スマートフォンのペアリングを有効にする」をオフにします。
ついに
Windowsとスマートフォンの連携により、データの同期や業務の効率化が可能になります。本記事が快適にご利用いただくための参考になれば幸いです。
●構成・文/三鷹玲(三鷹玲|京都メディアライン/https://kyotomedialine.com FB)
プログラマー。DX変革などデジタル分野で中小企業を支援します。開発の主な領域はバックエンド、フロントエンド、アプリケーションです。歴史などの人文科学にも興味があります。